高校化学
5分で解ける!ファラデーの法則に関する問題
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解説
これでわかる!
練習の解説授業
電気量〔C〕=電流〔A〕×時間〔s〕
(1)は、電気量を求める問題です。
このときに使う式はわかりますか?
次の式は、絶対に覚えておきましょう。
電気量〔C〕=電流〔A〕×時間〔s〕
この式によると、電気量は 電流〔A〕×時間〔s〕 で求められます。
求める電気量を Q とすると、次のようになります。
Q=10×965
= 9650
よって、答えは、 9650C です。
ファラデー定数で電気量〔C〕を電子の物質量〔mol〕に変換
(2)は、(1)で求めた電気量を電子の物質量に変換する問題です。
何を利用するかわかりますか?
ファラデー定数 でしたね。
ファラデー定数(F)は、電子1molが持つ電気量の値のことでした。
〔C/mol〕 という単位で表します。
この問題では、「9.65×104C/mol」と与えられていますね。
つまり、 「電子1molあたり、9.65×104Cの電気量をもつ」 ということになります。
これを利用して、電子の物質量:電気量を表すと、次のようになります。
電子の物質量:電気量= 1mol:96500C
今回の問題では、9650Cの電気量が発生しています。
これを比例式に当てはめて、物質量xを求めましょう。
1mol:96500C=x mol:9650C
x=0.1mol
よって、有効数字2桁で答えると、答えは、 0.10mol となります。
練習問題を解いていきましょう。