高校化学
5分でわかる!ファラデーの法則と計算Ⅱ
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
ファラデーの法則と計算Ⅱ
これでわかる!
ポイントの解説授業
前回と同じように、白金を電極に使い、硝酸銀水溶液AgNO3を電気分解します。
すると、陰極にAgが析出しました。
電気分解の計算においては、「電子の物質量」に注目
この問題でどこに注目すればよいか、わかりますか?
まず、電気分解においては、 電子の物質量 が非常に重要です。
また、この問題では、 発生する気体(酸素)の体積 が聞かれています。
「電子」と「酸素」が登場しているのは、 陽極の反応式 ですね。
2H2O→4H++O2+4e-
この反応によると、酸素と電子の物質量の比がわかります。
酸素の物質量:電子の物質量=1mol:4mol
また、前回の問題より、この実験で流した 電子の物質量は0.2mol でしたね。
ということは、もちろん陽極でも0.2molの電子をやり取りしています。
1mol:4mol= 0.05mol :0.2mol
よって、発生した酸素の物質量は、 0.05mol です。
標準状態において、多くの気体1molの体積は22.4L
最後に注意するのは、 発生する酸素の体積 を聞かれているということです。
物質量から体積を求めましょう。
その際に使うのは、 モル体積 でしたね。
標準状態において、 多くの気体1molの体積は22.4L=22400mL となります。
22400mL×0.05mol= 1120mL
よって、答えは、 1120mL となります。
今回のテーマは、「ファラデーの法則と計算Ⅱ」です。