高校化学
5分でわかる!弱酸の電離度の計算
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この動画の要点まとめ
ポイント
弱酸の電離度の計算
これでわかる!
ポイントの解説授業
酢酸を例として、pHの計算方法を考えていきます。
今回は、手始めに電離度を求めてみましょう。
電離定数を求めるには、モル濃度を表で整理する
それでは問題の内容を確認します。
酢酸の濃度は0.07mol/L、電離定数は2.8×10-5mol/Lとなっています。
この場合の 電離度α を求めてみましょう。
まず、酢酸の電離の反応式は、次のようになります。
CH3COOH⇄CH3COO-+H+
次に、電離前、変化量、電離平衡後の濃度を追っていきましょう。
濃度0.07mol/LをCとおいておきます。
単位をmol/Lとして、表をつくると次のようになります。
電離定数Kaをヒントに電離度αを求める
上で求めた値を、電離定数の式に代入します。
弱酸の電離定数Kaは、次のようになります。
Ka=[CH3COO-][H+]/[CH3COOH]
= Cα2/1-α
ここで、弱酸の電離度が1に比べて十分小さいので、次のように近似できます。
Cα2/1-α≒ Cα2
すると、電離度αは、次のようになります。
よって、答えは、 0.020 となります。
今回のテーマは、「弱酸の電離度の計算」です。