高校化学
5分でわかる!共通イオン効果とは

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共通イオン効果とは
これでわかる!
ポイントの解説授業
共通イオン効果とは、溶質と共通のイオンを加えて平衡が移動すること

今回は、 塩化ナトリウム水溶液 を例に考えていきましょう。
塩化ナトリウムは水中で、ほとんど電離しています。
しかし、実は、その状態でも溶解平衡が成り立っているのです。

溶解平衡の式は、次のようになっています。
Na+aq+Cl-aq⇄NaCl(固体)

ここに、 塩酸HCl を加えます。
すると、溶液中の 塩化物イオン濃度 が上昇しますね。
ルシャトリエの原理 がはたらき、 塩化物イオン濃度を小さくする 方向に平衡が移動します。

このように、 溶質と共通のイオン を加える事で、平衡が移動することがあります。
この現象を、 共通イオン効果 といいます。

今回のテーマは、「共通イオン効果」です。