高校化学
5分でわかる!ハロゲン化水素の性質
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この動画の要点まとめ
ポイント
ハロゲン化水素の性質
これでわかる!
ポイントの解説授業
前回は、ハロゲンの単体について学習してきましたね。
フッ素・塩素・臭素・ヨウ素の4種類について、物質の状態や酸化力について紹介してきました。
それでは次に、ハロゲンの化合物について学んでいきましょう。
ハロゲンは、水素と1:1で結合し、化合物を作ります。
このときにできる化合物を、ハロゲン化水素といいます。
ハロゲン化水素には、次の表のような種類があります。
上から順に見ていきましょう。
HFを水に溶かすと弱酸(フッ化水素酸)
フッ化水素HFは、水に溶かすとフッ化水素酸という酸になります。
フッ化水素酸は、弱酸です。
フッ素自体は、非常に強い酸化力を持つのに、水素と結合して酸になると、弱くなってしまいます。
HCl・HBr・HIを水に溶かすと強酸
塩化水素HClは、馴染みのある物質ですね。
水に溶かすと塩酸になり、強酸としてはたらきます。
臭化水素HBrとヨウ化水素HIも、水に溶かすと強酸になります。
ハロゲン化水素の酸の強さは、HI>HBr>HCl>>HF
最後に、ハロゲン化水素について酸の強さをまとめると、次のようになります。
HI > HBr > HCl >> HF
特に、フッ化水素酸が弱酸であることは、非常によく出題されます。
絶対に覚えておきましょう。
今回のテーマは、「ハロゲン化水素の性質」です。