高校化学
5分でわかる!塩素の化合物
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この動画の要点まとめ
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塩素の化合物
これでわかる!
ポイントの解説授業
塩素が水に溶けると、塩酸と次亜塩素酸
塩素について、代表的な化合物を学習しましょう。
塩素を水に溶かすと、次のような反応が起こります。
Cl2+H2O→HCl+HClO
HClは、塩化水素ですね。
一方、HClOという物質は見覚えがないかもしれません。
HClOは、次亜塩素酸という物質です。
次亜塩素酸は、強い酸化剤
次亜塩素酸は、強い酸化剤として有名です。
酸化剤ということで、酸化数に注目してみましょう。
Hは+1、Oは-2ですね。
全体の総和が0ですから、Clは+1の酸化数をとります。
塩素は酸化数が-1のときに、安定します。
ですから、+1から-1になるときに、他の物質を酸化するわけです。
反応の例を示すと、次のようになります。
ClO-+2H++2e-→Cl-+H2O
以前に紹介したプールの消毒剤は、まさにこの次亜塩素酸を使っていることが多いですね。
今回のテーマは、「塩素の化合物」です。