高校化学
5分でわかる!酸素の製法
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この動画の要点まとめ
ポイント
酸素の製法
これでわかる!
ポイントの解説授業
私たちは、呼吸によって、生きるのに必要なエネルギーを取り出しています。
呼吸に必要なのは、酸素ですね。
酸素といえば、空気の中にたくさん含まれているイメージがあります。
しかし、空気の中には窒素や二酸化炭素も含まれており、純粋な酸素を得るのは、意外と大変です。
今回は、酸素の製法について学習していきましょう。
酸素の製法 過酸化水素と酸化マンガン(Ⅳ)
それでは、酸素の製法を見ていきます。
1つ目の製法は、中学校で学習したことがあるものです。
この方法では、過酸化水素と酸化マンガン(Ⅳ) を使います。
反応式は、次のようになります。
2H2O2→2H2O+O2
このとき、酸化マンガン(Ⅳ)は触媒としてはたらきます。
酸素の製法 塩素酸カリウムと酸化マンガン(Ⅳ)
2つ目の製法は、塩素酸カリウムと酸化マンガン(Ⅳ) を使う方法です。
反応式は、次のようになります。
2KClO3→2KCl+3O2
触媒は、先ほどと同じ酸化マンガン(Ⅳ)ですね。
以上をまとめると、過酸化水素や塩素酸カリウムに、触媒として酸化マンガン(Ⅳ) を加えると、酸素を得ることができます。
2つの製法をセットで覚えておきましょう。
今回のテーマは、「酸素の製法」です。