高校化学
5分でわかる!酸化物の分類
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酸化物の分類
これでわかる!
ポイントの解説授業
酸素と他の元素の化合物を、酸化物といいます。
酸化銅や酸化アルミニウムなど、聞いたことがあるのではないでしょうか?
酸化物は色々あるので、いくつかの種類に分類されます。
今回は、その分類方法について見ていきましょう。
酸性酸化物は、水と反応して酸を生じる、塩基と反応して塩をつくる
まず、1つ目のグループは、酸性酸化物です。
代表的な酸性酸化物としては、三酸化硫黄SO3 や二酸化炭素CO2 などがあります。
それでは、酸性酸化物の特徴を紹介しておきます。
SO3を水に溶かすと、次のような反応が起こります。
SO3+H2O→H2SO4
水に溶かすと酸が生じるというのが、酸性酸化物の特徴の1つです。
また、CO2は、塩基である水酸化ナトリウムと反応して、次のような反応が起こります。
CO2+2NaOH→Na2CO3+H2O
このように、塩基と反応して塩を生じることも、酸性酸化物の特徴です。
塩基性酸化物は、水と反応して塩基を生じる、酸と反応して塩をつくる
次に、2つ目のグループは、塩基性酸化物です。
酸化ナトリウムNa2Oや酸化マグネシウムMgOが塩基性酸化物に分類されます。
それでは、塩基性酸化物の特徴を紹介しましょう。
Na2Oを水と反応させると、次のような反応が起こります。
Na2O+H2O→2NaOH
水と反応して塩基を生じるというわけです。
また、MgOは塩酸と反応して、次のような反応を起こします。
MgO+2HCl→MgCl2+H2O
酸と反応して塩を生じるということですね。
両性酸化物は、酸とも塩基とも反応して塩をつくる
3つ目のグループは、両性酸化物です。
両性酸化物に分類されるのは、酸化アルミニウムAl2O3 、酸化亜鉛ZnOなどです。
これらは、酸とも塩基とも反応して、塩を生じる酸化物です。
酸化物の分類について、押さえておきましょう。
今回のテーマは、「酸化物の分類」です。