高校化学
5分でわかる!硫化水素の製法
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この動画の要点まとめ
ポイント
硫化水素の製法
これでわかる!
ポイントの解説授業
硫黄の同素体は3種類
みなさんは、硫黄という元素について学習したことがありますね。
同素体の授業では、次のイラストのような物質が登場しました。
これらはすべて、硫黄の単体です。
上にある、トゲトゲしているものが単斜硫黄です。
左下の塊状の結晶を作るのが斜方硫黄です。
右下のドロドロで黒いものがゴム状硫黄です。
これらは、同じ元素からできている単体で性質が異なるので、同素体とされているわけです。
ちなみに、同位体とは、原子番号が同じで質量数が異なるものでしたね。
同素体と同位体を混同しないようにしましょう。
硫化水素の製法は、弱酸の遊離
次に、硫黄の化合物について学習してみましょう。
硫化水素H2Sは、硫黄に水素が2個ついた化合物です。
硫化水素は、硫化鉄(Ⅱ)と希硫酸を反応させることで発生します。
FeS+H2SO4→FeSO4+H2S
ちなみに、この反応は、弱酸の塩である硫化鉄(Ⅱ)が、強酸である希硫酸と反応しています。
その結果、弱酸ができているため、弱酸の遊離が起こっていることがわかります。
今回のテーマは、「硫化水素の製法」です。