高校化学
5分でわかる!塩化アンモニウムとアンモニア
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この動画の要点まとめ
ポイント
塩化アンモニウムとアンモニア
これでわかる!
ポイントの解説授業
みなさんは、中学校などでアンモニアNH3 について学習したことがあると思います。
たとえば、次のような性質がありましたね。
・刺激臭がある
・1価の弱塩基である
・水に溶けやすい
今回は、アンモニアの製法について、学習していきましょう。
アンモニアの材料は、塩化アンモニウムと水酸化カルシウム
アンモニアには、いくつかの製法がありますが、今回は実験室でもできるような簡単な方法を紹介します。
図のような実験装置を用意しました。
まず、試験管の中に、2種類の固体を混ぜて入れます。
塩化アンモニウムNH4Cl と 水酸化カルシウムCa(OH)2 の2つです。
そして、この混合物をガスバーナーで加熱していますね。
この反応を反応式で表すと、次のようになります。
2NH4Cl+Ca(OH)2→CaCl2+2NH3+2H2O
弱延期の遊離でアンモニアが発生
みなさん、この反応の意味がわかりますか?
塩化アンモニウムは、強酸と弱塩基による塩です。
この塩に強塩基を加えることで、弱塩基の遊離が起こっているわけです。
ちなみに、この実験では、試験管の入り口が下になるように傾けています。
これは、発生した水が加熱されて、試験管が割れてしまうのを防ぐためです。
アンモニアの簡単な製法を押さえておきましょう。
今回のテーマは、「塩化アンモニウムとアンモニア」です。