高校化学
5分でわかる!一酸化炭素の製法と性質
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この動画の要点まとめ
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炭素の単体と化合物
これでわかる!
ポイントの解説授業
炭素の単体は、黒鉛・ダイヤモンド・フラーレンなど
単体のうち、性質が異なるものを、同素体といいましたね。
炭素には、様々な同素体が見つかっています。
その一部を表したのが、次の図です。
鉛筆などに使われており、平面層状構造をもつのが、黒鉛です。
宝石や研磨剤として利用されており、立体網目状構造をもつのが、ダイヤモンドです。
そのほかにも、球状の構造をもつフラーレンや、筒状の構造をもつカーボンナノチューブなどがあります。
一酸化炭素の製法は、二酸化炭素+炭素、赤熱したコークス+高温水蒸気
炭素の化合物には、様々な性質があります。
最初に紹介するのは、一酸化炭素COです。
一酸化炭素は、どのようにしてつくるのでしょうか?
実験室での製法としては、二酸化炭素と炭素を接触させる方法があります。
CO2+C→CO
工業的な製法としては、赤熱したコークスと、高温水蒸気を反応させる方法があります。
C+H2O→H2+CO
一酸化炭素の性質は、強い還元性
一酸化炭素は、強い還元性をもちます。
Fe2O3+3CO→2Fe+3CO2
この反応では、Feの酸化数が +3から0 に変化しており、還元されているとわかりますね。
一酸化炭素は、無色・無臭で、水に溶けにくい気体です。
今回は、「炭素の単体と化合物」について解説していきます。