高校化学
5分でわかる!二酸化炭素の製法と性質

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この動画の要点まとめ
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二酸化炭素の製法と性質
これでわかる!
ポイントの解説授業

前回は、炭素の化合物として、一酸化炭素COの製法と性質を紹介しました。
次に、 二酸化炭素CO2 について見ていきましょう。
二酸化炭素の製法は、炭酸カルシウム+塩酸、炭酸カルシウムの強熱

二酸化炭素は、 炭酸カルシウムH2CO3 に塩酸を加えると発生します。
反応式は、次のようになります。
CaCO3+2HCl→CaCl2+CO2+H2O
強酸である塩酸を加えたことで、弱酸である炭酸が遊離したイメージです。
このような反応を、弱酸の遊離といいます。

また、炭酸カルシウムを強熱すると、次のような反応が起こります。
CaCO3→CaO+CO2
二酸化炭素の性質は、弱酸性、酸性酸化物

二酸化炭素を水に溶かしたものが炭酸です。
炭酸の電離平衡は、次のように表されます。
H2CO3⇄H++HCO3-

二酸化炭素は酸性酸化物なので、塩基と反応して塩を生じることになります。
たとえば、二酸化炭素と水酸化カルシウムが反応すると、次のような反応が起こります。
CO2+Ca(OH)2→CaCO3+H2O

今回のテーマは、「二酸化炭素の製法と性質」です。