高校化学
5分でわかる!マグネシウムとアルカリ土塁金属
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この動画の要点まとめ
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マグネシウムとアルカリ土類金属
これでわかる!
ポイントの解説授業
前回は、アルカリ土類金属について紹介しましたね。
アルカリ土類金属とは、2族元素のうち、ベリリウムとマグネシウム以外のものでした。
今回は、マグネシウムとアルカリ土類金属の違いについて、より深く学習していきましょう。
MgSO4は水に溶ける、CaSO4は水に溶けない
最初に注目するのは、硫酸塩です。
硫酸マグネシウムMgSO4 は、水に溶けます。
しかし、硫酸カルシウムCaSO4 などのアルカリ土類金属の硫酸塩は、水に溶けません。
つまり、硫酸塩については、「水に溶ける」・「水に溶けない」 の順になります。
MgCO3もCaCO3も水に溶けない
次に紹介するのは、炭酸塩です。
炭酸マグネシウムMgCO3 は、水に溶けません。
同様に、炭酸カルシウムCaCO3 などのアルカリ土類金属の炭酸塩も水に溶けません。
つまり、炭酸塩については、どちらの場合も 「水に溶けない」 となります。
Mgは炎色反応なし、アルカリ土類金属は炎色反応あり
続いて、炎色反応です。
マグネシウムは炎色反応を示しません。
しかし、アルカリ土類金属は炎色反応を示します。
表には、 「なし」・「あり」 が入ります。
Mgは熱水とは反応、アルカリ土類金属は水と激しく反応
それでは、「水との反応性」です。
マグネシウムは、熱水と反応します。
常温の水とは反応しないわけですね。
それに対して、アルカリ土類金属は、水と激しく反応します。
Ca+2H2O→Ca(OH)2+H2
これはアルカリ金属の反応とよく似ていますね。
「アルカリ」というぐらいですから、塩基を生じている点にも注目です。
表には、 「熱水とは反応する」・「激しく反応する」 の順に入ります。
Mg(OH)2は弱塩基、Ca(OH)2は強塩基
最後は、水酸化物です。
水酸化マグネシウムMg(OH)2は、弱塩基です。
それに対して、Ca(OH)2のような、アルカリ土類金属の水酸化物は、強塩基です。
表には、 「弱塩基」・「強塩基」 が入ります。
マグネシウムとアルカリ金属の違いを整理しておきましょう。
今回のテーマは、「マグネシウムとアルカリ土類金属」です。