高校化学
5分で解ける!無機物質(テスト5、第1問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
演習1
解説
これでわかる!
問題の解説授業
演習1です。
この問題では、ナトリウムの反応に関する図が示されています。
このような、物質の生成過程を表した図を、反応経路ということもあります。
試験でもよく登場する図なので、きちんと対応できるようにしておきましょう。
Naの単体は、水と激しく反応する
①は、Na⇒NaOHのときの操作を表しています。
ナトリウムの単体に水を加えると、激しく反応して、水素が生じます。
そのときに残る物質が水酸化ナトリウムNaOHでしたね。
よって、①にはアがあてはまります。
②は、NaOH⇒Na2CO3 のときの操作を表しています。
NaOHからNa2CO3を作るには、中和によって塩を生じさせる方法があります。
水酸化ナトリウムの水溶液に二酸化炭素を通じればよいですね。
よって、②にはエがあてはまります。
ナトリウムの単体の製法は、塩化ナトリウムの融解塩電解
③はNaCl⇒Naのときの操作です。
つまり、単体のナトリウムの製法が聞かれているわけですね。
このときに必要なのは、融解塩電解でした。
よって、③にはオがあてはまります。
アンモニアソーダ法の流れは、NaCl⇒NaHCO3⇒Na2CO3
④は、NaCl⇒NaHCO3 のときの操作です。
みなさんは、気づいていますか?
これは、アンモニアソーダ法の一部ですね。
塩化ナトリウムに、アンモニア、水、二酸化炭素を加えると、炭酸水素ナトリウムが生じます。
よって、④にはウが入ります。
反対に、⑤は、NaHCO3⇒NaCl のときの操作です。
NaHCO3からNaClを得るには、弱酸の遊離が起これば良いと考えましょう。
強酸である塩酸を加えれば、弱酸である炭酸が遊離します。
よって、⑤にはイが入ります。
⑥は、NaHCO3⇒Na2CO3 のときの操作です。
NaHCO3を加熱すると、Na2CO3とCO2が生じます。
よって、⑥にはカが入ります
今回は確認テストです。
実際に問題を解きながら、これまでの内容を復習していきましょう。