高校化学
5分でわかる!亜鉛の単体の性質
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この動画の要点まとめ
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亜鉛の単体の性質
これでわかる!
ポイントの解説授業
私たちの身近で使われている金属の1つに、亜鉛があります。
たとえば、みなさんが使っている白い絵の具の原料は、酸化亜鉛ZnOです。
また、建物などに使われているトタンは、鉄に亜鉛のメッキを施したものです。
今回は、亜鉛の単体の性質について見ていきましょう。
亜鉛は両性元素
亜鉛の単体は、銀白色の柔らかい金属です。
この亜鉛に酸を加えると、次のような反応が起こります。
Zn+2HCl→ZnCl2+H2
また、同様に強塩基を加えると、こちらも反応が起こります。
Zn+2NaOH+2H2O→Na2〔Zn(OH)4〕+H2
このとき発生したNa2〔Zn(OH)4〕は、テトラヒドロキシド亜鉛(Ⅱ)酸ナトリウムという物質です。
このように、亜鉛は、酸とも強塩基とも反応することがわかります。
このような元素を両性元素といいます。
ちなみに、亜鉛のほかの両性元素としては、アルミニウム・スズ・鉛があります。
今回のテーマは、「亜鉛の単体の性質」です。