高校化学
5分でわかる!鉛の単体と化合物
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この動画の要点まとめ
ポイント
鉛の性質
これでわかる!
ポイントの解説授業
みなさんは、魚釣りをしたことはありますか?
そのときの「おもり」に使われているのが鉛という金属です。
今回は、鉛の性質として、大きく3つ紹介していきます。
鉛の性質 両性元素
亜鉛の性質として、両性元素であることがあげられます。
両性元素とは、酸と強塩基とも反応するもののことでした。
両性元素という言葉は、これまでにも何度か登場しましたよね。
代表的な両性元素は、アルミニウムAl,亜鉛Zn,スズSn,鉛Pbの4種類です。
「ああすんなり」 という語呂合わせで覚えましょう。
鉛の性質 鉛蓄電池に利用される
鉛を使った電池に、鉛蓄電池がありました。
自動車のバッテリーなどに使われているものでしたね。
鉛蓄電池は、希硫酸を電解液とし、負極に鉛、正極に酸化鉛(Ⅳ)を用いたものです。
放電だけでなく、充電ができる二次電池として有名です。
鉛の性質 PbCl2やPbSO4の被膜を生じる
最後に、鉛に希塩酸や希硫酸を加えると、少し珍しい反応が起きます。
表面に塩化鉛PbCl2や硫酸鉛PbSO4の被膜が生じて、ほとんど溶けないのです。
この状態は不動態によく似ていますが、厳密には不動態とは異なります。
鉛の性質を整理しておきましょう。
今回のテーマは、「鉛の性質」について解説していきます。