高校化学
5分でわかる!遷移元素の性質Ⅰ
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この動画の要点まとめ
ポイント
遷移元素の性質Ⅰ
これでわかる!
ポイントの解説授業
みなさんは、これまで様々な元素について学習してきましたね。
これまで紹介してきたのは、典型元素です。
典型元素といえば、周期表の左端と右端にある元素のことでしたね。
次に、周期表の真ん中にある遷移元素について学習していきます。
今回は、遷移元素の性質を、大きく2つ紹介します。
遷移元素の性質 密度が大きく、融点が高い
1つ目の性質は、単体は密度が大きく、融点が高いものが多いということです。
遷移元素といえば、すべて金属元素でした。
ですから、密度が大きいのはイメージできますよね。
遷移元素の性質 複数の酸化数をとる
2つ目の性質として、遷移元素は1つの元素が複数の酸化数をとることが多いです。
たとえば、マンガンMnを思い出してください。
Mnを含む化合物には、酸化マンガン(Ⅳ)MnO2や過マンガン酸カリウムKMnO4がありましたね。
これらの酸化数を比べてみましょう。
MnO2 において、マンガンの酸化数は +4 ですが、KMnO4 では +7 です。
同じMnでも酸化数が異なることがわかりますね。
このような特徴をもつのは、Mnだけではありません。
銅Cuの化合物を考えてみましょう。
酸化銅(Ⅰ)Cu2Oにおいて、銅の酸化数は +1 ですが、酸化銅(Ⅱ)CuOでは +2 です。
やはり、複数の酸化数をとっていることがわかりますね。
今回のテーマは、「遷移元素の性質」です。