高校化学
5分でわかる!錯イオンとは
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
錯イオンとは
これでわかる!
ポイントの解説授業
錯イオンという言葉は、聞きなれないかもしれませんね。
しかし、みなさんは、錯イオンについて学習したことがあるはずです。
錯イオンとは、金属イオン分子や陰イオンが配位結合したもの
亜鉛について学んだとき、過剰の水酸化ナトリウム水溶液を加えると、沈殿の再溶解が起こりましたね。
そのときに生じたイオンが、テトラアンミン亜鉛(Ⅱ)イオンというものでした。
化学式で示すと、〔Zn(NH3)4〕2+ となりました。
このイオンは、亜鉛イオンの周囲を4個のアンモニア分子が取り囲む構造をしています。
つまり、中心となる金属イオンに、非共有電子対をもつ分子や陰イオンが配位結合しているわけです。
このようなイオンを錯イオンといいます。
ちなみに、テトラアンミン亜鉛(Ⅱ)イオンの場合、中心となっているのは亜鉛イオンです。
そのまわりのアンモニア分子が電子を提供し、配位結合ができているわけです。
今回のテーマは、「錯イオン」です。