高校化学
5分でわかる!鉄の精錬
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この動画の要点まとめ
ポイント
鉄の精錬
これでわかる!
ポイントの解説授業
鉄は、私達の生活に欠かすことの出来ない重要な金属です。
しかし、鉄はどのようにして得られるのでしょうか?
今回は、鉄を取り出す方法について、詳しく見ていきましょう。
鉄の原料鉱石は、鉄鉱石
次の図は、自然界にある鉱石から鉄を取り出している様子を表しています。
このような操作を、精錬といいます。
図の上の方には、「鉄鉱石・コークス・石灰石」 と書かれていますね。
このうち、鉄鉱石が鉄の原料です。
鉄の精錬の流れは、鉄鉱石+コークス⇒銑鉄⇒鋼
今、鉄鉱石とコークス、石灰石を溶鉱炉に入れて、加熱しています。
すると、中で還元が起きて、銑鉄というものが得られます。
銑鉄は、炭素原子を4%ほど含んでおり、硬くてもろいという性質があります。
身近なところでは、マンホールに使われています。
しかし、もっと粘り気のある状態にして、色々な形に加工したいという場合もあります。
そのために、この銑鉄を右側の転炉に入れます。
転炉の中では、銑鉄に酸素を吹き込んでいき、 鋼(こう) というものができます。
鋼は、粘り気があって強靭なため、鉄骨やレールなど、いろいろな用途に用いられています。
以上の流れを簡単にまとめると、次のようになります。
鉄鉱石+コークス⇒銑鉄⇒鋼
今回のテーマは、「鉄の精錬」です。