高校化学
5分で解ける!無機物質(テスト7、第1問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
演習1
解説
これでわかる!
問題の解説授業
まずは、演習1です。
こちらは、錯イオンに関する問題ですね。
「錯イオン」とは、中心となる金属イオンに、非共有電子対をもつ分子や陰イオンが配位結合したイオン
みなさんは、錯イオンがどのようなものだったか、覚えていますか?
錯イオンとは、中心となる金属イオンに、非共有電子対をもつ分子や陰イオンが配位結合しているイオンのことでした。
錯イオンの名前の付け方は、最初に配位子、次に中心の金属イオン
今回の問題は、イオン式で表された錯イオンの名前と形を答える問題です。
錯イオンの名前の付け方には、コツがありましたね。
最初に配位子、次に中心の金属イオンの情報を並べるのでした。
このルールさえ知っていれば、見た目ほど難しくはありません。
順番に見ていきましょう。
テトラアンミン銅(Ⅱ)イオン[Cu(NH3)4]2+は正方形型
まずは、[Cu(NH3)4]2+ です。
最初に名前を確認します。
配位子は4つのアンミンです。
つまり、「テトラアンミン」ですね。
金属イオンは、「銅(Ⅱ)イオン」です。
よって、このイオンの名前は、テトラアンミン銅(Ⅱ)イオンです。
次は、形を判断します。
配位子は4つあるので、イとウのどちらかです。
2つの中でも、銅の形は正方形型でしたね。
よって、イがあてはまります。
テトラアンミン亜鉛(Ⅱ)イオン[Zn(NH3)4]2+は正四面体型
次に、[Zn(NH3)4]2+ です。
こちらの名前は、テトラアンミン亜鉛(Ⅱ)イオンです。
形はどうでしょうか?
先ほどと同じように、配位子は4つです。
正四面体型なので、ウがあてはまります。
銅と亜鉛の違いを押さえておきましょう。
ジアンミン銀(Ⅰ)イオン[Ag(NH3)2]+は直線型
最後に、[Ag(NH3)2]+ です。
こちらの名前は、ジアンミン銀(Ⅰ)イオンです。
配位子は2つなので、形は直線型になります。
よって、アがあてはまります。
今回は、確認テストです。
実際に問題を解きながら、これまでの内容を復習していきましょう。