高校化学
5分でわかる!銅(Ⅱ)イオンの反応①

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この動画の要点まとめ
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銅(Ⅱ)イオンの反応①
これでわかる!
ポイントの解説授業

前回は、銅の化合物について見てきました。
次にイオンの変化を見ていきましょう。
Cu2+は青色

図の試験管には、銅(Ⅱ)イオンCu2+ を含む水溶液が入っています。
Cu2+といえば、青色でしたね。
Cu(OH)2は多量のNaOHに再溶解しない

この溶液の中に、水酸化ナトリウムNaOHを加えていきます。
少量のNaOHを加えると、Cu(OH)2の青白色沈殿が生じます。

さらに、多量のNaOHを加えると、どうなるでしょうか?
実は、何も起きません。
銅は反応性が低いので、再溶解を起こさないわけです。
Cu(OH)2は多量のNH3に再溶解する

次に、Cu2+を含む溶液にアンモニアNH3 を加えてみましょう。
少量のNH3を加えると、やはり、Cu(OH)2の青白色沈殿が生じます。

さらに、多量のNH3を加えると、Cu(OH)2は再溶解し、深青色の溶液になります。
このときに生じるイオンが、テトラアンミン銅(Ⅱ)イオン[Cu(NH3)4]2+ です。

今回のテーマは、「銅(Ⅱ)イオンの反応」です。