高校化学

高校化学
5分でわかる!銀イオンの反応①

32

5分でわかる!銀イオンの反応①

32

子どもの勉強から大人の学び直しまで
ハイクオリティーな授業が見放題

カンタン登録1分

この動画の要点まとめ

ポイント

銀イオンの性質①

高校化学 無機物質44 ポイント1 答えあり

これでわかる!
ポイントの解説授業
lecturer_avatar

今回のテーマは、「銀イオンの性質」です。

lecturer_avatar

前回は、銀の単体・化合物について見てきました。
次に注目するのは、銀イオンです。

lecturer_avatar

銀イオンといえば、金属のイオン化傾向のところで登場しましたよね。
硝酸銀水溶液に銅を入れると、イオン化傾向の違いから、銅が溶けて銀が析出します。
このように金属が析出することを、金属樹といいました。

lecturer_avatar

今回は、銀イオンの性質について、詳しく見ていきましょう。

Ag++少量のNaOH⇒Ag2Oの褐色沈殿

lecturer_avatar

試験管の中に、銀イオンAg+を含む溶液を用意しました。
この溶液の中に、少量の水酸化ナトリウム水溶液を加えてみます。
すると、酸化銀Ag2Oの褐色沈殿が生じます。

lecturer_avatar

ここで戸惑った人がいるのではないでしょうか?
銅イオンや亜鉛イオンに少量のNaOHを加えると、Cu(OH)2やZn(OH)2が生じました。
銅や亜鉛の場合は水酸化物が発生していたわけです。

lecturer_avatar

それに対して、銀の場合は、Ag2Oという酸化物になります。
「AgOH」とはならないことに要注意です。

Ag2O+多量のNaOH⇒再溶解しない

lecturer_avatar

また、多量の水酸化ナトリウム水溶液を加えても、Ag2Oは再溶解しません。

Ag2O+多量のNH3⇒再溶解

lecturer_avatar

一方、アンモニアNH3の場合はどうでしょうか?
銀イオンを含む水溶液に少量のアンモニア水を加えると、Ag2Oの褐色沈殿が生じます。

lecturer_avatar

さらに、多量のNH3を加えると、沈殿が再溶解します。
そのときには、ジアンミン銀(Ⅰ)イオン[Ag(NH3)]+ が生じます。

lecturer_avatar

銀イオンの反応について、整理しておきましょう。

高校化学 無機物質44 ポイント1 答えあり

この授業の先生

五十嵐 健悟 先生

「目に見えない原子や分子をいかにリアルに想像してもらうか」にこだわり、身近な事例の写真や例え話を用いて授業を展開。テストによく出るポイントと覚え方のコツを丁寧におさえていく。

銀イオンの反応①
32
友達にシェアしよう!
  • 学校で使っている教科書にあわせて勉強できる

      会員登録をクリックまたはタップすると、利用規約・プライバシーポリシーに同意したものとみなします。
      ご利用のメールサービスで @try-it.jp からのメールの受信を許可して下さい。詳しくは
      こちらをご覧ください。

      この授業のポイント・問題を確認しよう

      無機物質

          会員登録をクリックまたはタップすると、利用規約・プライバシーポリシーに同意したものとみなします。
          ご利用のメールサービスで @try-it.jp からのメールの受信を許可して下さい。詳しくは
          こちらをご覧ください。

          遷移元素の単体と化合物

              会員登録をクリックまたはタップすると、利用規約・プライバシーポリシーに同意したものとみなします。
              ご利用のメールサービスで @try-it.jp からのメールの受信を許可して下さい。詳しくは
              こちらをご覧ください。

              高校化学