高校化学
5分でわかる!系統分離Ⅱ
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この動画の要点まとめ
ポイント
系統分離Ⅱ
これでわかる!
ポイントの解説授業
今回の溶液の中には、次のイオンが含まれています。
鉛イオンPb2+
鉄(Ⅲ)イオンFe3+
バリウムイオンBa2+
ナトリウムイオンNa+
それでは、さっそく系統分離を進めていきます。
【Pb2+,Fe3+,Ba2+,Na+】
塩化物イオンCl-と反応して沈殿を生成するのは、Ag+・Pb2+
1番目の操作は、「希塩酸を加える」 です。
Cl-と反応して沈殿を生成するのは、Ag+・Pb2+ でしたね。
今回の場合は、Pb2+とCl- が反応して、塩化鉛PbCl2 が沈殿します。
これで、溶液からPb2+を分離することができました。
【Fe3+,Ba2+,Na+】
水酸化物イオンOH-と反応して沈殿を生成するのは、Fe3+・Cu2+・Ag+
2番目の操作は、「NaOH水溶液で塩基性にする」 です。
水酸化物イオンOH-と反応して沈殿を生成するのは、Fe3+・Cu2+・Ag+ でしたね。
今回の場合は、Fe3+とOH- が反応して、水酸化鉄(Ⅲ)Fe(OH)3 が沈殿します。
これで、溶液からFe3+を分離することができました。
【Ba2+,Na+】
硫酸イオンSO42-と反応して沈殿を生成するのは、Ca2+・Ba2+・Pb2+
3番目の操作は、「希硫酸を加える」 です。
硫酸イオンSO42-と反応して沈殿を生成するのは、Ca2+・Ba2+・Pb2+ でした。
今回の場合、Ba2+とSO42- が反応して、硫酸バリウムBaSO4 が沈殿します。
これで、溶液からBa2+を分離することができました。
【Na+】
最終的に、溶液の中に残ったのは、Na+ですね。
このように、金属イオンを分離することができました。
使った知識は、これまでに学習したものばかりでしたね。
きちんと練習して、自分でも分離できるようにしておきましょう。
今回のテーマは、「系統分離」です。
前回に続き、実際に系統分離を行っていきましょう。