5分でわかる!合金Ⅰ
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
私たちの身のまわりには、色々な金属が利用されています。
たとえば、飛行機の材料には、軽くて丈夫な金属が使われます。
また、ネックレスにはさびにくい金属が使われています。
このような金属は、必ず1種類の金属を使っているというわけではありません。
実は、用途に合わせて、複数の金属を混ぜ合わせていることも多いのです。
このように、複数の金属を混ぜ合わせたものを、合金といいます。
今回は、様々な合金の種類を見ていきましょう。
それでは、重要な合金を順番に紹介していきます。
次の表の空欄を埋めていきましょう。
黄銅(Cu,Zn)は、五円玉・金管楽器などに用いられる
まず、最初のカッコです。
Cu,Znからなる合金を、黄銅といいます。
主成分はCuで、五円玉や金管楽器などに使われます。
別名で、真鍮やブラスなどと呼ばれます。
ちなみに、吹奏楽は、ブラスでできた金管楽器を使うので、ブラスバンドと呼ばれるわけです。
ステンレス鋼(Fe,Cr,Ni)は、調理器具や医療器具に用いられる
次に、2つ目のカッコです。
Fe,Cr,Niからなる合金を、ステンレス鋼といいます。
錆びにくい金属なので、調理器具や医療器具に使われます。
ジュラルミン(Al,Cu,Mg)は、航空機や車両に用いられる
続いて、3つ目のカッコです。
Al,Cu,Mgからなる合金を、ジュラルミンといいます。
軽くて丈夫なのが特徴で、航空機や車両に使われます。
これら3つは特に重要なので、しっかり覚えておきましょう。
ニクロム(Ni,Cr)は、電熱線に用いられる
あとは、4つ目のカッコです。
Ni,Crからなる合金を、ニクロムといいます。
「ニッケル」と「クロム」を短縮して、「ニクロム」と呼ぶイメージです。
ニクロム線の材料で、電熱線として使われます。
チタン合金(Ti,Al,Zn)は、航空機やスポーツ用品に用いられる
最後のカッコです。
Ti,Al,Znからなる合金を、チタン合金といいます。
こちらも軽くて丈夫なので、航空機やスポーツ用品に使われます。
この中でも特に大事なのは、黄銅・ステンレス鋼・ジュラルミンです。
これらの名前と主成分を押さえておきましょう。
今回のテーマは、「合金」です。