5分でわかる!ガラス
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この動画の要点まとめ
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セラミックスとは、ガラス・セメント・陶器などの総称
今回から、セラミックスを紹介していきます。
セラミックスとは、あまり聞きなれない言葉ですね。
ガラス・セメント・陶器などをまとめて、セラミックスと呼ぶのです。
セラミックスのうち、今回はガラスに注目していきます。
それでは、ガラスについて、詳しく解説していきます。
ガラスといえば、私たちの身のまわりにもたくさんありますよね。
ガラスの主成分は二酸化ケイ素SiO2 ですが、そこに様々な物質を加える事で、色々な性質を持ったガラスを作ることができます。
次の表の空欄を埋めていきましょう。
ソーダ石灰ガラスは、窓ガラスや瓶に利用
最初のカッコにあてはまるのは、ソーダ石灰ガラスです。
ソーダ石灰ガラスは、SiO2にNa2O,CaOを加えて作られます。
このガラスは融点が低く加工しやすいので、窓ガラスや瓶に使われます。
ホウケイ酸ガラスは、実験器具や食器に利用
2つ目のカッコにあてはまるのは、ホウケイ酸ガラスです。
ホウケイ酸ガラスは、SiO2にB2O3,Na2Oを加えて作られます。
このガラスは耐熱性に優れるので、実験器具や食器に使われています。
たとえば、ビーカーをガスバーナーで加熱しても割れないのは、ホウケイ酸ガラスを素材とするためです。
石英ガラスは、光ファイバーに利用
3つ目のカッコにあてはまるのは、石英ガラスです。
石英ガラスは、SiO2 のみを成分とするガラスです。
このガラスは、光ファイバーに用いられています。
光ファイバーとは、離れた場所に光を伝える道具で、インターネットを利用する場合などに使われています。
鉛ガラスは、光学機器や装飾品に利用
最後のカッコにあてはまるのは、鉛ガラスです。
鉛ガラスは、SiO2にPbO,K2Oを加えて作られます。
鉛ガラスは透明感があるので、光学機器や装飾品、ワイングラスなどに使われます。
アモルファスとは、原子・分子の配列に空間的な規則性がない固体物質
あと、もう一つだけ覚えてほしい言葉があります。
今回紹介したガラスは、原子・分子の配列に空間的な規則性がありません。
このような固体物質を、アモルファスといいます。
今回のテーマは、「ガラス」です。