高校化学
5分でわかる!官能基Ⅱ
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この動画の要点まとめ
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官能基Ⅱ
これでわかる!
ポイントの解説授業
官能基とは、有機化合物の性質を決める、とても大事な部分でしたね。
前回は、ヒドロキシ基-OH・エーテル結合-O-・カルボキシ基-COOHについて学習しましたね。
今回も代表的な官能基について、学んでいきましょう。
「-CHO」はアルデヒド基
表の上から2段目には、アルデヒド基があります。
「R」は炭化水素基でしたね。
それ以外の、「-CHO」 の部分がアルデヒド基と呼ばれます。
例として登場しているのは、CH3-CHOという物質です。
こちらは、アセトアルデヒドと呼ばれます。
アルデヒド基が付いている化合物の名前には、「アルデヒド」が含まれていることが多いです。
構造と名前をリンクさせておきましょう。
「-CO-」は、ケトン基
次に、上から3段目には、ケトン基が書かれています。
一般式は、R1-CO-R2 となっていますね。
この場合の 「-CO-」 を「ケトン基」といいます。
例として挙げられているのは、CH3COCH3 という化合物です。
こちらは、アセトンという物質です。
アセトンという名前にも、ケトンの「トン」が含まれていますね。
アルデヒド基とケトン基を合わせて、カルボニル基
また、アルデヒド基とケトン基を合わせて、カルボニル基という場合もあります。
カルボキシ基とよく似ているので、注意しましょう。
「-COO-」はエステル結合
最後に、一番下の官能基を紹介します。
こちらは、エステル結合です。
一般式はR1-COO-R2 となります。
「-COO-」 の部分を、エステル結合というのです。
例としては、CH3-COO-CH3 で表される酢酸メチルがあります。
これまで、6種類の官能基を紹介してきました。
ヒドロキシ基
エーテル結合
カルボキシ基
アルデヒド基
ケトン基
エステル結合
それぞれの官能基の名称と表し方を押さえておきましょう。
今回のテーマは、「官能基」です。