高校化学
5分でわかる!分子式と示性式

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この動画の要点まとめ
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分子式と示性式
これでわかる!
ポイントの解説授業

みなさんは、化学で出てくる物質について、色々な表し方を学習してきましたね。
分子式・電子式・構造式などがありました。
そのうち、今回注目するのは、分子式です。
分子式では、物質の性質が読み取りにくい

分子式といえば、物質を構成する原子の種類と数を表したものでしたね。
たとえば、酢酸の場合、C2H4O2と表すことができます。

しかし、この表し方では、物質の性質がすぐにわかるわけではありません。
物質の性質を読み取るときに、特に重要なのは官能基でしたね。
ひとめで官能基がわかるような、表し方はないのでしょうか?
そこで、登場してきたのが、示性式です。
示性式とは、分子式の中から官能基だけを抜き出したもの

示性式とは、分子式の中から、官能基だけを抜き出したものです。
たとえば、酢酸の場合、次のようになります。
分子式C2H4O2⇒示性式CH3COOH
このように表すと、酢酸がカルボキシ基をもっていることが、すぐにわかりますね。
このような表し方を、「性質を示す式」ということで、示性式といいます。

さて、このような式の書き換えを、エタノールで考えてみましょう。
分子式C2H6O⇒示性式C2H5OH
こちらも、ヒドロキシ基を含むことがわかりやすいですね。

このように、どんな官能基が付いているか分かりやすいのが、示性式のメリットです。

今回のテーマは、「分子式と示性式」です。