高校化学
5分でわかる!構造異性体
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構造異性体
これでわかる!
ポイントの解説授業
異性体とは、分子式は同じであっても、異なる構造をもつ化合物
これまで有機化合物の表し方について学習してきましたね。
分子式・示性式・構造式などがありましたね。
実は、分子式は同じであっても、異なる構造をもつ場合があります。
このような化合物を、異性体といいます。
とはいっても、異性体にも様々な種類があります。
今回は、一番わかりやすい構造異性体について見ていきましょう。
構造異性体は、分子式が同じで構造式が異なる
さぁ、次の図を見てください。
2つの有機化合物の構造式がありますね。
これらは、どちらもC2H6Oという分子式で表されます。
しかし、明らかに構造が異なっていますね。
官能基についても、左はヒドロキシ基、右はエーテル結合をもっています。
官能基が異なるということは、化合物の性質も変わってきます。
このように、異性体のうち、分子式が同じで構造式が異なるものを、構造異性体というのです。
枝分かれによって構造異性体ができる
もう一組、構造異性体の例を見てみましょう。
これら2つは、C4H10 という分子式で表される有機化合物です。
こちらは酸素Oを含んでいません。
左側は1本の鎖のような形をしています。
それに対して、右側には途中で枝分かれがあります。
このように、炭素Cと水素Hだけからなる有機化合物でも、枝分かれによって構造異性体をつくることができるのです。
まずは、構造異性体の意味を理解しましょう。
今回のテーマは、「構造異性体」です。