高校化学
5分でわかる!成分元素の確認(Cl・S)
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この動画の要点まとめ
ポイント
成分元素の確認(Cl・S)
これでわかる!
ポイントの解説授業
前回は、成分元素を確認する方法について学習してきました。
紹介したのは、炭素C・水素H・窒素Nの3種類でした。
続いて、塩素Cl・硫黄Sの検出を行っていきましょう。
塩素Clの確認は、焼いた銅線につけて炎色反応
まずは、塩素Clです。
用意するのは、焼いた銅線です。
ただし、この銅線をそのまま炎に入れても、ほとんど炎色反応を示しません。
銅線に塩素をつけると、はっきりと炎色反応が起きるのです。
これは、銅が塩化銅に変化して、反応しやすくなるためです。
このときに、青緑色の炎ができれば、試料に塩素が含まれていたことがわかるのです。
銅ではなくて、塩素を確認する方法なので、注意しておきましょう。
硫黄Sの確認は、NaOHを加えて加熱・融解⇒硫酸鉛水溶液
次は、硫黄Sの判別方法です。
硫黄を含む試料にNaOHを加えて加熱すると、Na2Sという化合物が生成します。
次に、できた化合物に、酢酸鉛水溶液を加えます。
すると黒色沈殿が生じることになります。
検出方法をまとめましょう。
試料にNaOHを加えて、加熱・融解します。
この化合物に酢酸鉛水溶液を加えて黒色沈殿が生じると、もとの試料に硫黄が含まれていたことがわかるのです。
以上のように、成分元素を確認する方法を覚えておきましょう。
今回のテーマは、「成分元素の確認(Cl・S)」です。