5分でわかる!アルカンのつくり方
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この動画の要点まとめ
ポイント
前回は、炭素数4以上のアルカンには構造異性体があるということを紹介しました。
そして、アルカンの構造式から名前を付ける方法を紹介しましたね。
今回は、逆に、アルカンの名前を見て、構造式を書けるようになりましょう。
構造式を書くときにも、基本となる構造のどこに何がついているかに注目
(1) 2-メチルブタン
まずは、この名前をわかりやすい説明に変えましょう。
「2番目の炭素にメチル基がついたブタン」 ということになりますね。
それでは、実際に、構造式を書いていきます。
最初に書くのは、基本となる 「ブタン」 です。
ブタンの炭素数は4でしたね。
さらに、わかりやすくするために、炭素に番号をつけておきましょう。
今回は、左から1・2・3・4とつけておきますが、右からつけても構いません。
回転すれば同じになるからですね。
ちなみに、今回のブタンのように、基本となる構造を主鎖といいます。
次に、 「2-メチル」 のところを表していきます。
「2番目の炭素にメチル基をつける」 のでしたね。
すると、次のような構造式になります。
ちなみに、「2-メチルブタン」と「3-メチルブタン」は、回転すると同じ構造になります。
そのため、両者は同じ物質を指していることになりますが、このような場合は数字の小さい方で表すことになります。
構造式には、簡略化したものもある
(2) 3-メチルペンタン
こちらもわかりやすくいうと、 「3番目の炭素にメチル基がついたペンタン」 ということになります。
今回も、主鎖の 「ペンタン」 から書きます。
ペンタンといえば、炭素数が5のアルカンですね。
この中の 「3番目の炭素にメチル基がつく」 ということになります。
ちなみに、(1)のように、全部の水素を表すのは大変ですよね。
そのため、明らかに構造がわかる部分については、価標などを省略して表す方法もあります。
簡略化した構造式で表すと、答えは次のようになります。
今回のテーマは、「アルカンの作り方」です。