高校化学
5分でわかる!アルカンの置換反応の流れ
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この動画の要点まとめ
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アルカンの置換反応の流れ
これでわかる!
ポイントの解説授業
置換反応とは、分子中の原子や原子団は、他の原子や原子団に置き換わる反応
前回は、アルカンの置換反応について学習しましたね。
分子中の原子や原子団は、他の原子や原子団に置き換わる反応を、置換反応というのでしたね。
前回の置換反応は、1つだけ原子が置き換わった状態でした。
しかし、この置換反応は、連続して進行することがあります。
その流れを見ていきましょう。
アルカンの置換反応では、水素と他の原子や原子団が順に置き換わっていく
図の左上には、メタンがあります。
「メタン」に置換反応が起こって、クロロメタンになりました。
さらに置換反応を起こすと、ジクロロメタンという物質になります。
こちらは、2つの水素原子が塩素原子に置き換わっています。
この「2つ」ということを表したのが、「ジ」という文字なのです。
ちなみに、「ジ」というのは、ギリシア語です。
ギリシア語において、「1」は「モノ」、「2」は「ジ」、「3」は「トリ」、「4」は「テトラ」となります。
ということは、先ほどのクロロメタンも「モノクロロメタン」になりそうですね。
しかし、「モノ」は基本的に省略することになっているので、クロロメタンとなっているのです。
さて、置換反応の流れに戻りましょう。
ジクロロメタンは、さらに置換されて、トリクロロメタンになります。
「3」を表すのが「トリ」でしたね。
さらに、トリクロロメタンが置換されて、テトラクロロメタンとなります。
以上、置換反応の流れを押さえておきましょう。
今回のテーマは、「アルカンの置換反応の流れ」です。