高校化学
5分で解ける!アルケンの製法と性質に関する問題
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の問題と解説
練習
一緒に解いてみよう
解説
これでわかる!
練習の解説授業
アルケンの製法は、アルコールの脱水反応
(1)は、エタノールと濃硫酸の混合物を約170℃で加熱し、それによってできる物質の構造式を答える問題です。
まずは、エタノールの分子式を書いてみます。
注目するのは、HとOHでしたね。
この2つが結びついて水H2Oとなり、外に出て行くようなイメージでした。
すると、エチレンというアルケンの一種ができます。
まさに、アルコールの脱水反応によってアルケンができる、という有名な反応でした。
アルケンは、付加反応を起こしやすい
(2)は、エチレンに臭素を反応させてできる物質の構造式を答える問題です。
エチレンなどのアルケンは、Br2やCl2と付加反応を起こしやすい物質です。
つまり、二重結合の一方が開いて、それぞれの炭素が臭素や塩素とくっつくわけですね。
というわけで、構造式を書くときのポイントは、二重結合を単結合にすることと臭素を2つくっつけて結合の数を調整することです。
ちなみに、こちらは、1,2-ジブロモエタンという物質です。
名前の付け方も復習しておきましょう。
練習問題を解いていきましょう。