高校化学
5分で解ける!有機化合物(テスト4、第2問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
演習2
解説
これでわかる!
問題の解説授業
付加反応とは、アルケンの二重結合の一方が開いて、他の原子や原子団とくっつく反応
こちらは、アルケンの付加反応に関する問題です。
付加反応とは、二重結合の一方が開いて、他の原子や原子団とくっつく反応のことでしたね。
さて、(1)と(2)は、ほとんど一緒に見えます。
違うところは、「付加する物質」です。
(1)では臭化水素HBrですが、(2)では臭素Br2 になっています。
どのような違いがあるか、実際に見ていきましょう。
(1)では、臭化水素HBrを付加しています。
構造式からイメージしてみましょう。
エチレンには炭素原子が2つありますが、それぞれにHとBrがくっつくことになります。
最後に、この物質の名前を考えましょう。
この物質は、エタンの1つのHがBrに置き換わったものです。
この物質の名前は、ブロモエタンですね。
(2)では、臭素Br2 を付加しています。
この場合、エチレンの両方の炭素に、Brがくっつくことになりますね。
次に、名前を考えます。
こちらは、エタンの2つのHがBrに置き換わったものです。
「2つの臭素」なので、ジブロモとなります。
また、臭素がくっついている炭素は、1番目・2番目の両方なので、 1,2- となります。
以上より、この物質の名前は、1,2-ジブロモエタンです。
演習2です。