高校化学
5分でわかる!アセチレンへの水付加
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この動画の要点まとめ
ポイント
アセチレンへの水付加
これでわかる!
ポイントの解説授業
前回は、アセチレンに塩化水素や水素を付加させる方法を学習してきました。
次に、アセチレンに水を付加させる反応について、見ていきましょう。
アセチレン⇒ビニルアルコール⇒アセトアルデヒド
どのような反応が起こるか、イメージできますか?
アセチレンの三重結合が開いて、二重結合になります。
そのときに、片方の炭素は-H、もう片方は-OHとくっつきます。
すると、ビニルアルコールCH2=CHOHという物質ができます。
ちなみに、CH2=CH- という構造を、ビニル基といいます。
しかし、これで終わりではありません。
実は、ビニルアルコールという物質は、とても不安定なので、勝手に形が変わってしまうのです。
そのため、最終的には、アセトアルデヒドという物質に変化します。
官能基の授業で、アルデヒド基CHOを学習しましたね。
アセトアルデヒドは、このアルデヒド基をもつ物質なのです。
ちなみに、この他のアルデヒドとしては、ホルムアルデヒドやギ酸などがあります。
アセチレン⇒ビニルアルコール⇒アセトアルデヒドという流れを押さえておきましょう。
今回のテーマは、「アセチレンへの水付加」です。