高校化学
5分でわかる!アルコールの水溶液
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この動画の要点まとめ
ポイント
アルコールの水溶性
これでわかる!
ポイントの解説授業
みなさんは、アルコールの構造や分類について学習してきましたね。
次に、アルコールの性質や反応を見ていきましょう。
炭素原子の数が少ないアルコールは、水によく溶ける
今回注目するのは、アルコールの水溶性です。
つまり、アルコールが水に溶けるかどうかという点ですね。
炭素原子の数に注目して考えていきましょう。
まずは、炭素原子の数が少ないアルコールについて考えていきます。
イメージは、お酒です。
大人がお酒を飲むときには、水で薄めることがよくあります。
このとき、お酒は水と溶けていることになります。
つまり、炭素原子の数が少ないアルコールは、水によく溶けることがわかりますね。
炭素原子の数が多いアルコールは、水に溶けにくい
次に、炭素原子の数が多いアルコールについて見ていきます。
こちらは少しイメージしづらいかもしれませんね。
実は、有機化合物は、炭素原子の数が増えてくると、油に近い性質を示すようになります。
油は水と混ざり合わず、分離してしまいますよね。
これと同じように、炭素原子の数が多いアルコールは、水に溶けにくいという性質があります。
下の図で確認すると、アルコールと水が2層に分かれていることがわかりますね。
また、炭素原子の数以外にも、水溶性と関係する構造があります。
アルコールは、必ず、ヒドロキシ基を含んでいましたよね。
ヒドロキシ基が多いほど、水に溶けやすいという関係も覚えておくとよいでしょう。
今回のテーマは、「アルコールの水溶性」です。