高校化学
5分でわかる!第二級、第三級アルコールの酸化
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この動画の要点まとめ
ポイント
第二級、第三級アルコールの酸化
これでわかる!
ポイントの解説授業
前回は、第一級アルコールの酸化について学習しましたね。
第一級アルコールを酸化すると、アルデヒド・カルボン酸と変化していくのでしたね。
このほかに、アルコールには、第二級アルコール・第三級アルコールもありました。
これらの酸化について、見ていきましょう。
第二級アルコール⇒ケトン
第二級アルコールとは、ヒドロキシ基が直接結合している炭素原子に2個の炭素原子が結合しているアルコールのことでした。
図のようなアルコールがイメージできますね。
これを酸化させてみましょう。
できた物質は、ケトン基-CO- を含んでいます。
このような物質のことを、ケトンといいます。
炭素と結合している水素と、酸素と結合している水素が無くなっていますね。
今回も、2Hをとると覚えておけば分かりやすいです。
ちなみにケトンは、これ以上酸化されません。
第二級アルコール⇒ケトンという流れを押さえましょう。
第三級アルコールは酸化されにくい
最後に、第三級アルコールの酸化を紹介します。
第三級アルコールとは、ヒドロキシ基が直接結合している炭素原子に3個の炭素原子が結合しているアルコールのことでした。
つまり、次のようなアルコールですね。
第三級アルコールは、酸化されにくい物質です。
そのため、第一級アルコールや第二級アルコールのような変化を起こしません。
以上、第一級・第二級・第三級アルコールの酸化を整理しておきましょう。
今回のテーマは、「第二級、第三級アルコールの酸化」です。