高校化学

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5分でわかる!アルコールの分子内脱水

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この動画の要点まとめ

ポイント

アルコールの分子内脱水

高校 化学 5章 3節 32 2 答えあり

これでわかる!
ポイントの解説授業
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今回のテーマは、「アルコールの分子内脱水」です。

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前回は、アルコールの分子間脱水について学習しました。
濃硫酸を加えて約130℃に加熱すると、ジメチルエーテルやジエチルエーテルのようなエーテルが得られましたね。

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それに対して、今回学習するのは分子内脱水です。
どのような違いがあるか、具体的に見ていきましょう。

分子内脱水=1つの分子からHとOHを取り去って結合

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図のように、エタノールを1分子用意しました。

高校 化学 5章 3節 32 2 図の矢印より左のみ

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ここに濃硫酸を加えて、約170℃に加熱します。
注目するのは、□で囲まれたHとOHです。

高校 化学 5章 3節 32 2 ポイント以外すべて

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さぁ、今回もHとOHがH2Oになり、外に飛び出していますね。
しかし、出来上がった物質は、先ほどとは違います。
こちらは、みなさんも知っているエチレンです。
つまり、この反応は、アルケンの一種であるエチレンの製法でもあったのです。

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このように、1分子の中で起こる脱水反応を、分子内脱水といいます。

高校 化学 5章 3節 32 2 答えあり

約130℃なら分子間脱水、約170℃なら分子内脱水

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それでは、最後に、分子間脱水と分子内脱水の違いを整理しておきましょう。
アルコールに濃硫酸を加えて加熱すると、脱水反応が起こります。
約130℃に加熱すると、分子間脱水が起こり、エーテルができます。
それに対して、約170℃に加熱すると、分子内脱水が起こり、アルケンが生成します。

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脱水反応と温度の関係は、テストでよく狙われます。
しっかりと覚えておきましょう。

この授業の先生

五十嵐 健悟 先生

「目に見えない原子や分子をいかにリアルに想像してもらうか」にこだわり、身近な事例の写真や例え話を用いて授業を展開。テストによく出るポイントと覚え方のコツを丁寧におさえていく。

アルコールの分子内脱水
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