高校化学
5分でわかる!エーテルの性質
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この動画の要点まとめ
ポイント
エーテルの性質
これでわかる!
ポイントの解説授業
前回は、エーテルの定義について学習しました。
エーテルとは、官能基の一種であるエーテル結合をもつ物質でしたね。
次に、エーテルの性質を見ていきましょう。
エーテルは、有機溶媒として用いられる
1つ目の性質は、有機溶媒として用いられるということです。
溶媒という言葉は、溶液のところで登場しましたね。
たとえば、食塩水の場合、食塩が溶質、水が溶媒でした。
溶媒のうち、有機化合物からなるものを特に有機溶媒といい、その代表がエーテルです。
ところで、有機化合物は有機溶媒によく溶けるという性質を覚えていますか?
有機化合物は有機溶媒と、無機化合物は無機溶媒と相性がよいのでしたね。
そのため、有機化合物を液体に溶かす場合、無機溶媒である水よりも、有機溶媒であるエーテルが用いられます。
エーテルは、引火性が強い
2つ目の性質は、引火性が強いです。
つまり、非常に燃えやすいということですね。
取り扱いには十分に注意しましょう。
エーテルは、アルコールの脱水によって得られる
3つ目の性質は、アルコールの脱水によって得られるということです。
アルコールの脱水を紹介したとき、エーテルが生成する場合がありましたね。
アルコールと濃硫酸の混合物を約130℃で加熱すると、分子間脱水が起こります。
これによって生じるのがエーテルでしたね。
今回のテーマは、「エーテルの性質」です。