高校化学
5分でわかる!エステルの定義
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ポイント
エステルの定義
これでわかる!
ポイントの解説授業
みなさんが官能基について学習したとき、エステル結合というものがありましたね。
少し聞きなれないかもしれませんが、エステル結合をもつ物質は私たちの身のまわりにあります。
例えば、りんごなどの果物をイメージしてみましょう。
りんごのにおいのもとは、このエステル結合なのです。
今回は、エステル結合について、詳しく見ていきましょう。
エステルはエステル結合をもつ化合物
次の物質は、エステル結合をもつ、酢酸メチルという物質です。
中央にある -COO- の部分がエステル結合を表していますね。
このように、エステル結合をもつ化合物を、エステルといいます。
エステルの注意点は、 「-COO-をもっていれば、必ずエステル」というわけではないということです。
例えば、酢酸メチルの右端のメチル基CH3を水素基Hに置き換えると、酢酸になります。
確かに、酢酸は-COO-をもっていますが、エステルではなく、カルボン酸です。
『-COO-』の右には、水素ではなく、炭化水素基Rがくる必要があるのです。
ですから、エステルは、R1COOR2 という式で表されることになります。
まずは、エステルの定義を、正確に覚えておきましょう。
今回のテーマは、「エステルの定義」です。