高校化学
5分でわかる!エステル化と加水分解・けん化
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この動画の要点まとめ
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エステル化と加水分解・けん化
これでわかる!
ポイントの解説授業
エステル化は、カルボン酸+アルコール
前回は、エステルの定義について確認しました。
次に、エステルの反応を学習していきましょう。
まずは、エステルの製法です。
図の左のように、カルボン酸とアルコールを用意しました。
ここに濃硫酸を加えて、脱水反応を起こします。
すると、右のようにエステルと水ができます。
カルボン酸+アルコール→エステル+水
この反応を、エステル化といいます。
加水分解は、エステル+水
今回の式については、右向きだけでなく、左向きに反応させることもできます。
つまり、エステルに水を加えて加熱することで、分解することができるのです。
エステル+水→カルボン酸+アルコール
この反応を、加水分解といいます。
ちなみに、この反応では、希塩酸や希硫酸を触媒として用います。
けん化は、エステル+塩基
ちなみに、もう一つ特殊な加水分解があります。
エステルに塩基を加えて加水分解を起こすと、カルボン酸の塩とアルコールができます。
エステル+塩基→カルボン酸の塩+アルコール
このように塩基を用いた加水分解を、けん化といいます。
エステルに関する反応としては、エステル化・加水分解・けん化の3つを押さえておきましょう。
今回のテーマは、「エステル化と加水分解・けん化」です。