高校化学
5分でわかる!脂肪油の分類
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この動画の要点まとめ
ポイント
脂肪油の分類
これでわかる!
ポイントの解説授業
常温において、固体の脂肪、液体の脂肪油
前回、油脂の分類について学習しましたね。
油脂のうち、常温において、固体のものを脂肪、液体のものを脂肪油といいました。
今度は、脂肪油をさらに細かく分けてみましょう。
例を挙げながら、次の3つを紹介していきます。
脂肪油のうち、油絵の具といえば乾性油
1つ目の例は、油絵の具です。
油絵の具の原料は、乾性油という油脂です。
乾性油の特徴としては、C=C結合が多めであるという点があります。
最初は、液体に近い絵の具が、塗りつけられることで空気に酸化されていきます。
すると、二重結合が切れて、固体になっていくというイメージです。
脂肪油のうち、オリーブオイルといえば不乾性油
2つ目の例は、オリーブオイルです。
こちらは、不乾性油と呼ばれる油脂です。
不乾性油の特徴は、C=C結合が少なめであるという点です。
ですから、オリーブオイルは酸化されにくく、固体にならないわけです。
脂肪油のうち、マーガリンといえば硬化油
3つ目の例は、マーガリンです。
こちらは、硬化油と呼ばれる油脂です。
硬化油は、もともと不飽和脂肪酸からなる液体です。
しかし、その一部を飽和脂肪酸に変えることにより、固体に近づけているわけです。
今回は、3種類の脂肪油について分類を紹介してきました。
写真と名前を関連付けておきましょう。
今回のテーマは、「脂肪油の分類」です。