高校化学
5分でわかる!セッケンとは
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この動画の要点まとめ
ポイント
セッケンとは
これでわかる!
ポイントの解説授業
みなさんは、手を洗うときにセッケンを使いますよね。
実は、このセッケンが油脂からつくられることを知っていましたか?
今回は、セッケンがどのようにできるのか、詳しく見ていきましょう。
セッケンは、油脂のけん化によって生じる
みなさんは、エステルの反応について学習したときに、けん化という現象を学びましたね。
けん化とは、塩基を用いたエステルの加水分解のことでした。
そして、油脂もエステルの一つでした。
ということは、けん化を起こすことができそうですね。
次の図を見てください。
左には油脂、その隣には水酸化ナトリウムがあります。
この2つを反応させることで、けん化が起こり、右のようになります。
脂肪酸のナトリウム塩と1,2,3-プロパントリオール(グリセリン) ができていることがわかりますね。
こうしてできた脂肪酸のナトリウム塩を、セッケンと呼ぶのです。
セッケンが油脂のけん化によってできるということを、しっかりと覚えておきましょう。
今回のテーマは、「セッケン」です。