高校化学
5分で解ける!有機化合物(テスト10、第1問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
演習1
解説
これでわかる!
問題の解説授業
演習1は、構造異性体を数える問題です。
芳香族炭化水素というところに注目です。
つまり、ベンゼン環を含むということですね。
芳香族化合物の異性体は、オルト・メタ・パラ
問題の分子式C8H10に当てはまる芳香族化合物を考えます。
まずは、ベンゼン環の構造を思い出しましょう。
分子式で表すと、C6H6でしたね。
ということは、C8H10からC6H6を引いて、炭素が2つ余ることになります。
この2つの炭素をどのように結合させるかが問題なのです。
図をイメージしながら考えてみましょう。
まず、ベンゼン環の上の位置にメチル基CH3 をつけてみます。
さらにもう1つメチル基をつければ、キシレンになり、条件を満たすことになります。
しかし、どこにつければよいでしょうか?
芳香族化合物の異性体には、オルト・メタ・パラの3種類がありましたね。
よって、3種類の異性体が考えられます。
エチル基にも要注意
しかし、それで終わりではありません。
2つの炭素がエチル基C2H5 として結合する場合を考えてみましょう。
この場合も、1種類の異性体が考えられます。
よって、答えは、4種類です。
今回は確認テストです。
練習問題を解きながら、これまでの内容を復習していきましょう。