高校化学
5分でわかる!芳香族カルボン酸とは
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この動画の要点まとめ
ポイント
芳香族カルボン酸とは
これでわかる!
ポイントの解説授業
みなさんは、これまで色々な芳香族化合物について学習してきました。
クロロベンゼンやベンゼンスルホン酸、ニトロベンゼン、フェノールなどがありましたね。
今回は、また新しい芳香族化合物を紹介していきます。
芳香族カルボン酸は、ベンゼン環+カルボキシ基
今回紹介するのは、次のような物質です。
ベンゼン環にカルボキシ基COOHがついていますね。
この物質のことを、安息香酸といいます。
そして、ベンゼン環の炭素原子にカルボキシ基が直接化合した化合物を、一般に芳香族カルボン酸といいます。
芳香族カルボン酸は弱酸
最後に、芳香族カルボン酸の性質を紹介しておきます。
まず、安息香酸ナトリウムという物質と塩酸を用意しました。
この2つを反応させると、次のようになります。
安息香酸ができましたね。
みなさんは、この意味がわかりますか?
安息香酸ナトリウムは、安息香酸と塩基との塩です。
これと塩酸が反応して安息香酸ができたということは、弱酸の遊離が起きているわけです。
つまり、安息香酸は弱酸なのです。
酢酸などのカルボン酸は弱酸でした。
同様に、芳香族カルボン酸も弱酸であると覚えておきましょう。
今回のテーマは、「芳香族カルボン酸」です。