高校化学
5分でわかる!塩化ベンゼンジアゾニウムの性質

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この動画の要点まとめ
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塩化ベンゼンジアゾニウムの性質
これでわかる!
ポイントの解説授業

前回は、アニリンから塩化ベンゼンジアゾニウムをつくる方法を学習しました。
その際の注意点は、0~5℃の低温で反応させるという点でしたね。

それでは、5℃以上にしてしまうと、何が起こるのでしょうか?
この反応に注目していきます。
塩化ベンゼンジアゾニウムは、5℃以上でフェノールや窒素に分解

塩化ベンゼンジアゾニウムと水を用意しました。
この温度を5℃以上にすると、次のような反応が起こります。

フェノールと窒素、塩化水素ができていますね。
この窒素が問題なのです。

せっかく、ベンゼン環に窒素を導入したのに、それが外に出てしまっては意味がありません。
ですから、塩化ベンゼンジアゾニウムを得るときには、0~5℃にして、窒素になるのを防ぐわけです。

この反応についても、塩化ベンゼンジアゾニウムの性質として押さえておきましょう。

今回のテーマは「塩化ベンゼンジアゾニウムの性質」です。