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5分でわかる!芳香族化合物の分離の基本②

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この動画の要点まとめ

ポイント

芳香族化合物の分離の基本②

高校 化学 5章 4節 77 2 答えあり

これでわかる!
ポイントの解説授業
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今回のテーマは、「芳香族化合物の分離の基本」です。

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みなさんは前回、特定の芳香族化合物を分離するための方法として、酸と塩基を反応させて塩をつくる方法を学習しました。
しかし、この方法では、酸と酸の混合物から片方を分離することはできません。
そんな場合に酸と酸を分離するために、酸・塩基の強弱を利用する方法を紹介していきます。

安息香酸ナトリウムは弱酸の遊離で取り出す

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まず、1つ目の反応を紹介します。
弱酸の塩である安息香酸ナトリウムと塩酸の反応です。
酸性度はカルボン酸よりも塩酸の方が強いので、弱酸の遊離が起こります。
その結果、安息香酸を分離することができます。

高校 化学 5章 4節 77 2 1つ目の反応

アニリンは弱塩基の遊離で取り出す

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次に、2つ目の反応を紹介します。
弱塩基の塩であるアニリン塩酸塩と水酸化ナトリウムの反応です。
塩基性度はアニリンよりも水酸化ナトリウムの方が強いので、弱塩基の遊離が起こります。
その結果、アニリンを分離することができます。

高校 化学 5章 4節 77 2 2つ目の反応

安息香酸とフェノールを分離するには炭酸水素ナトリウムを加える

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最後に紹介するのは、安息香酸とフェノールの混合物から安息香酸だけを取り出す方法です。
この混合物に炭酸水素ナトリウムを加えてみましょう。
このとき、酸性度の強い安息香酸は塩となって水に溶けます。
一方、酸性度の弱いフェノールはエーテルの中に残ります。

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言い方を変えると、酸性度の強いものほど、イオンとなって水素イオンを供給しようとします。
そのため、酸性度の強いものほど、イオンとなりやすいというイメージです。

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このように、酸性度に差がある物質を分離するためには、両者の中間に位置する酸の塩を加えればよいのです。

高校 化学 5章 4節 77 2 3つ目の反応

高校 化学 5章 4節 77 2 4つ目の反応

この授業の先生

五十嵐 健悟 先生

「目に見えない原子や分子をいかにリアルに想像してもらうか」にこだわり、身近な事例の写真や例え話を用いて授業を展開。テストによく出るポイントと覚え方のコツを丁寧におさえていく。

芳香族化合物の分離の基本②
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