電流・電圧とは ~電流・電圧のちがい、A(アンペア)とV(ボルト)~
1. ポイント
電流 とは、 回路を通る電気の流れ のことです。
電流の単位は、 A(アンペア) です。
電圧とは、回路に電流を流そうとするはたらきのことです。
電圧の単位は、V(ボルト) です。
電流と電圧については、テストでもよく出題されます。
きちんとイメージで理解しておきましょう。
2. 電流とは
電流は、 電子 と呼ばれる小さな粒の流れでしたね。
電子が流れている様子を想像しながら、電気に関する言葉の意味を押さえていきましょう。
電流 のイメージは、1秒間に流れる電子の数のこと です。
流れる電子の数が2倍になれば、電流の大きさも2倍になると考えられますね。
ちなみに、電流は、 A(アンペア) という単位で表されます。
電流は、1秒間に流れる電子の粒の数(単位はA)
映像授業による解説
3. 電圧とは
電圧についても、電子をもとに考えてみましょう。
電圧のイメージは、流れる電子1粒のいきおいのこと です。
ちなみに、電圧は、 V(ボルト) という単位で表されます。
電圧は、流れる電子1粒のいきおい(単位はV)
映像授業による解説
4. 電流と電圧のちがい
電流と電圧のちがいをまとめましょう。
電流と電圧は、どちらも回路などを流れる電子に関する言葉です。
電流は、1秒間に流れる電子の数 を表します。
一方、 電圧は、流れる電子のいきおい を表します。
これではよくわからないという場合、日常生活に近いイメージで考えてみましょう。
道路を走る車にたとえてみます。
電流は、道路を走っている 車の台数 を表します。
電流が大きいということは、その道路を走る車が多いということです。
電圧は、車1台あたりの 速度 を表します。
電圧が大きいということは、それぞれの車が速い速度で走っているということです。
また、 電流は、電源の+極から出て-極の向きへと流れます。
あわせて覚えましょう。
電流は、1秒間に流れる電子の粒の数
電圧は、流れる電子のいきおい
映像授業による解説
5. 【問題と解説】 電流と電圧のちがい
みなさんは、電流と電圧のちがいについて理解することができましたか?
最後に簡単な問題を解いて、知識を確認しましょう。
問題
(1)回路を通る電気の流れとその量の大きさを何という?また、その単位を表すアルファベットは?
(2)回路において電源が電気を流そうとする力を何という?また、その単位を表すアルファベットは?
解説
(1)
回路を通る電気の流れとその量の大きさを 電流 といいます。
また、電流を表す単位は A (アンペア)です。
(答え)電流、A
(2)
回路において電源が電気を流そうとする力を 電圧 といいます。
また、電圧を表す単位は V (ボルト)です。
(答え)電圧、V
6. Try ITの映像授業と解説記事
「電流と電圧」について詳しく知りたい方はこちら
この記事は、 「電流と電圧のちがいがわからない」という人に向けて解説 します。
みなさんは、電流と電圧のちがいや、それぞれの大きさを表す単位について説明できますか?
これらは定期テストや入試にもよく出題されるテーマなので、問題を解きながら、わかりやすく解説していきます。