中学歴史

【中学歴史】太政大臣とは?

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この記事では、 「太政大臣について詳しく知りたい」という人に向けて解説 します。また、テストでよく出題される「太政大臣」に関する問題も紹介します。

1. 太政大臣とは?

太政大臣 とは、律令制度と呼ばれる体制における、最高位の役職を指す言葉です。常に設置されていたわけではなく、適任者がいない場合は誰も任命されませんでした。

「太政大臣」というキーワードを聞いたら、真っ先に思い浮かべて欲しいのが 平清盛 です。平清盛は、1159年の 平治の乱 で源氏に勝利すると勢力を拡大し、1167年に 武士として初めて太政大臣に就任しました。

基本的に、太政大臣に就任するのは 貴族 です。太政大臣の役職は7世紀からありましたが、これまではずっと貴族がになっていました。そんな役職に武士である平清盛が就任したことは、歴史的に見てとても大きな出来事だったのです。

だからこそ、テストでも「太政大臣」という役職は 平清盛の名前とセットで問われる 場合がほとんどです。1167年、平清盛が武士として初めて太政大臣に就任した。繰り返しますが、この出来事をしっかり覚えておきましょう。

2. 太政大臣に関する一問一答

問題

1167年、平清盛は武士として初めて(  )に就任した。カッコに入る語句は?

解答と解説

正解は 太政大臣 。「 平清盛 」「 武士として初めて 」という記述がヒントです。

3. 様々な役職に関する問題(発展)

問題

次の出来事を年代が古い順に並べたとき、3番目に来るものはどれ?
(ア)平清盛が太政大臣になった。
(イ)源頼朝が征夷大将軍になった。
(ウ)聖徳太子が摂政になった。
(エ)北条時宗が執権になった。

解答と解説

正解は (イ) 。古い順に並べると (ウ)→(ア)→(イ)→(エ) となります。

(ア)平清盛が太政大臣になったのは 1167年 。源頼朝が征夷大将軍になり、幕府を開くより前の出来事です。
(イ)源頼朝が征夷大将軍になったのは 1192年 。このころから 鎌倉幕府 による政治が始まりました。
(ウ)聖徳太子が推古天皇の摂政として活躍したのは 飛鳥時代 。4つの選択肢の中では1番古い時代の出来事です。
(エ)北条時宗は 鎌倉幕府の第8代執権 。彼が執権になったのは、少なくとも 鎌倉幕府が成立してからしばらく後 だと考えられます。つまり、(エ)の選択肢は(イ)よりも後の出来事だと判断しましょう。

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