高校生物基礎
5分でわかる!細胞での水の移動
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この動画の要点まとめ
ポイント
細胞での水の移動
これでわかる!
ポイントの解説授業
水分は濃度が低い方から高い方へと移動
生きるために必要なエネルギーは、細胞内での代謝によってつくられています。生物が安定的にエネルギーを得るには、細胞内の環境が安定に保たれている必要があり、細胞の外からの影響を受けにくい構造であるのが望ましいですよね。
しかし、細胞内外を隔てている 細胞膜 は、そこまで都合よくできていません。実際には、細胞内の水分は細胞膜を介して、 濃度が低い方から高い方へと移動 していまいます。
例えば、細胞の外の液体濃度が濃い場合には、細胞内の水分が外へと移動してしまい、逆に細胞の外の液体濃度が薄い場合には、細胞内に水分が入り込んでしまいます。
つまり、細胞内外で濃度差があるときには、水分が細胞膜を介して 均一の濃度 になろうと移動する性質があるのです。
体液の濃度は、どのようにして一定の範囲内に保たれているのでしょうか? 1つの細胞にクローズアップして考えていきましょう。