5分でわかる!腎臓の構造

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この動画の要点まとめ

ポイント

腎臓の構造

高校 生物基礎 体内環境の維持32 ポイント2 答え全部

これでわかる!
ポイントの解説授業
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ヒトの体液濃度を調節している腎臓の構造についてみていきましょう。

血液中の不要物質をこしとって尿をつくる

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下図は、ヒトの体を背中側から見たものです。2つの腎臓が確認できますね。

高校 生物基礎 体内環境の維持32 ポイント2 いちばん左の図のみ
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腎臓に繋がっている太い管が2つあります。1つは 腎動脈 で、腎臓に向かって血液を大量に流しています。さらに、その血液は腎臓から 腎静脈 へと流れ出ていきます。

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なぜこのように腎臓を経由して血液が流れているのかわかりますか。流れてきた血液には 尿素 などの不要な物質が含まれています。尿素などの不要な物質を腎臓でこしとって 尿 を作るのです。

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生成した尿は緑の管である 輸尿管 を通って膀胱に溜まります。

腎うに尿が溜まると輸尿管へ

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腎臓の構造をさらにクローズアップしてみてみましょう。右側の図は腎臓の縦の断面図です。

高校 生物基礎 体内環境の維持32 ポイント2 左の図+真ん中の図
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腎動脈から流れ込んだ血液は、腎臓の外側のaの領域にながれ、血液成分から尿が作られると、その生成段階の尿がbを経由してcへと流れます。cの部分である程度尿が溜まると、一気に輸尿管へと流れ込みます。このcの部分を 腎う(じんう) といいます。つまり、血液は外側から中心に向かって流れ込み、尿を生成するということです。

糸球体・ボーマンのう・腎細管・集合管

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より詳細に腎臓の中を知るために右の図を見てください。これは、aの領域の部分を拡大した図です。

高校 生物基礎 体内環境の維持32 ポイント2 右の図のみ
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腎動脈からの血液は、図にある毛細血管が球状の塊になった 糸球体 に集まります。ここで血液がろ過され、尿の素ができます。すると、その尿の素となるものが糸球体の下にある ボーマンのう へと流れ、 腎細管 を通って、最終的に 集合管 に流れていきます。この集合管が、腎うへとつながっているのです。

高校 生物基礎 体内環境の維持32 ポイント2 右の図のみ

腎単位(ネフロン)と腎小体

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最後に、覚えて欲しいのは、糸球体とボーマンのうのセットを 腎小体 と呼び、腎小体と腎細管をセットで、 腎単位(ネフロン) と呼ぶことです。また、腎臓一個あたり、このネフロンは 100万個 あります。つまり、人間の体には腎臓が二つあるので、合計で200万個のネフロンがあるということです。

高校 生物基礎 体内環境の維持32 ポイント2

この授業の先生

星野 賢哉 先生

高校時代に生物が苦手だった経験をいかし、苦手な生徒も興味をもてるように、生命現象を一つ一つ丁寧に紐解きながら、奥深さと面白さを解説する。

腎臓の構造
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          体液濃度調節のしくみ

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